テノヒラサイズの飴と鞭と罪と罰 公演情報 テノヒラサイズ「テノヒラサイズの飴と鞭と罪と罰」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    偶像崇拝
    90分飽きないけども、もう一声ほしい。

    ネタバレBOX

    富士山の頂上から深い穴を堀り、地熱発電所をつくるプロジェクト。6つの会社が各セクションで競合しつつ、同じ職場で働いている。会社的には撤退したミツカネ産業(湯浅崇)は、皆からその親切さが重いとダメだしされ、ファンタジーワールドをつくる。そんな中、噴火を知らせるランプが灯り、掘削人らがエレベータに閉じ込められたと連絡が入る…。

    救出のための人間ドラマあり、ファンタジーなミツカネ産業を先頭に笑いありの作品であったが、やや物足りないと思った。
    富士山噴火の逼迫した空気が薄いかなと。築山メタリック(川添公二)のX10と職人への想いとか、山下重機(田所草子)のアネゴ肌の感じはよかったけど、ハラハラできないというか。あと、大同電力(松木賢三)のササキさんへの気持ちとか移入しにくい。ちなみに、シード工業(田中美甫)へ嫌がらせをしてたのは、山下重機ってことだったけど、理由はあれども、あんなしょぼいこと継続的にやるかなと。ちょっとしっくりこなかった。
    極限状態→苦難に立ち向かうってところに、もう少しメリハリあると入りやすい。序盤の人間関係とかはピリピリ感がほしい。

    途中から独りファンタジーの世界に入るミツカネ産業が、富士山のジオラマ?をかぶりヒーローになるところから、X10がダンボールの山を崩すって展開は良かった。ここも、人間関係のピリピリが際立てば、ミツカネ産業の存在がもっと輝く気がする。

    神棚に3拍手する面々が、X10(科学とか職人の想い?)を崇拝し、それを信じるって要素は面白い。自然と科学と経済と人間が入り混じった構成はバランス良かった。

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    2012/11/06 23:44

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