都民劇場能 公演情報 都民劇場「都民劇場能」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    長く残っているものにはアジがある
    様式美の”能”(正直長唄などは良くわからない)と、
    現代の舞台に通じる”狂言”は日本の誇る文化だなぁと、
    芸術の秋を堪能させてもらいました。
    <2時間+20分休憩>

    ネタバレBOX

    ”能”の鋭い笛の音が耳に強く残りましたが、
    解説が無いと話がわからない・・・・。(不勉強ですな)
    (大臣の一人の方が足が痺れている様子があり、
    やはり人間だねぇと妙に納得したりしました。)

    ”狂言”(先の演目で35分ほど)は台詞が聞き取りやすく、
    (とはいいつつ、
    シテとアドの初競演時には共に喋っていたりする面白い演出あり。)
    また当時の市(現代のフリーマーケットですよね)での
    販売品などが判って面白かった。
    (解説ではカッコよく市井の風俗と記載あり)
    風車とか器とかいろいろ、ホントに現代と変わんない。
    騙そうとする方の方法が、
    今の「オレオレ詐欺」に通じるところも面白かった。
    田舎者が機転を利かせて抜き身の刀身を飲み込みたがる磁石の精
    (大陸の鉄を飲みつくしてこの地に流れてきたと説明)と名乗るのが、
    なんとも磁石とはどういうものかよく判っていない世情がよく判る
    (と解説にあった)。いろいろ勉強になった舞台鑑賞でありました。

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    2012/11/02 00:12

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