音楽劇「ファンファーレ」 公演情報 音楽劇「ファンファーレ」音楽劇「ファンファーレ」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    楽しさ溢れる音楽劇
    傑作『わが星』のスタッフが再び集結して作った音楽劇で、3人の共同演出だった為か、良くも悪くもエッジが取れてリラックスした雰囲気が感じられました。

    両親が分からないまま育った主人公が真実を知るという、文章で書くと数ページで終わってしまうような内容の可愛らしいファンタジーで、田舎町の劇場を思わせる温もりが漂うセットの中で、ダンスと音楽によって物語が豊かに彩られていました。
    当初は『魔笛』という仮タイトルでしたが、物語としてはモーツァルトのオペラとは全く別物で、共通しているのはメルヘンチックな雰囲気と変ホ長調を主調にしている程度でした。

    柴さんならではの、日常的スケールが人生や宇宙といった壮大なスケールに重なる緻密な構成を期待していたのですが、今回はストレートな物語の力に重点を置いていて、凝った構成は控えめだったので、少々残念に思いました。
    物語のフレームの外へ出入りする登場人物がいたのですが、その設定が有効に使われていないように感じました。
    個人的に苦手な、ワイワイと子供っぽく振る舞い、笑いの取り方もベタな学芸会のようなテイストでしたが、エンターテインメント性に富んだ、バランスの良い作品だったと思います。

    ドレミファソ…の音名を歌詞に落とし込み、その音名の通りの音高で歌うことによって旋律が形作られたり、ベースとなる歌詞の間にアクロスティック的に言葉を埋めていって徐々に歌詞が発展したりと、言葉と音の関連付けた手法が独特の効果を生んでいました。
    金管楽器や弦楽器の柔かい響きが印象的な生演奏も素敵でした。

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    2012/10/10 23:42

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