ロマンチック
MUの中では『無い光』と同じ方向性の、ロマンチックな路線。といっても随所に挟まれる会話はキチンとゲスだったり厳しかったりするのだけど。
当たり前だけど主役二人の好演が光る。小園茉奈は、女子高生らしくないこともひっくるめて、“「自分、他の女子高生とは違うのよ」型女子高生”らしかった。
主演の先生と生徒二人の時間、特にコーヒーを飲みながら話す時間が印象に残る。
それに比べて、他の先生達の言動の動機・ロジックがいまいち腑に落ちなかった。「学校に問題が起きてちゃまずい」と言われれば頭ではなんとなくわかるのだけど、何故か腑に落ちなかった。
そういう意味でも、主演二人の関係性や時間をこそ、もっともっと見たかった気もする。
ともあれ、ハセガワアユム氏の、言っちゃいけないことなどをガシガシ言ったあとに見せる優しさ、ロマンチックさは、にくい。そんな作品。
2012/10/14 19:18
コメント、ありがとうございます!
『無い光』と絡めての作品へのご感想、とても興味深いものがあります。
本作品は、『無い光』とは異なるロマンティシズムが根底に流れているのかもしれません。
変態でも、ですが。笑
このたびは御来場、まことにありがとうございました!