満足度★★★★
本田さんの心優しいウイットが好き
もう18年も、劇団を存続させていらっしゃるペテカンさん。
私は、シアタートップスさよなら公演で、お目当ての劇団にさよならして、逆に、その時、このぺテカンさんを見初めた、新米ファンですが、拝見する度、近頃の小劇場の傾向と相反する、劇団の心根を感じて癒されています。
今回の作品も、小さなオチが幾つも散りばめられているのですが、それがどれも、観客を不快にさせない素敵なオチばかりで、本田さんて、良い人なんだろうなと思わされました。
昇太さんや松金さんをもっとメーンに据えた芝居なのかと思いきや、いつもどおりのペテカンらしいお芝居で、そういうところにも大変好感が持てました。
演出が、ややわざとらしく、ギクシャクした感があったけれど、もしかしたら、それさえ本田さんならではのウイットに富んだ演出なのかもしれません。