劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5 公演情報 劇団劇場製作委員会「劇団劇場 ~Act In Rule~ vol.5」の観てきた!クチコミとコメント

  • 幕の内か松花堂か
    複数の劇だったため、評価はつけていません。
    ほぼ最初から最後まで盛りだくさんで飽きずに楽しく観られましたが、立ちっぱなしは時々屈伸などしないと辛いですね。

    その屈伸を舞台からすすめてくださったMCの38mmなぐりーずさんは衣装替えがこまめにあって可愛らしくて良かったです。歌詞も小劇場系で面白い。

    各劇の感想はネタバレへ。

    ネタバレBOX

    鋼鉄村松「crpuscule~俺とアイツの千秋楽~」
    安定して大変面白かったです。15分なのにビックリするくらいいつもの鋼鉄村松。暗転の後の新キャラ登場から触って確かめるのくだりで笑いが止まらなくなりそうでした。
    元からファンである贔屓目かもしれませんが、5つの団体のうち一番「制限の全てを文脈の中に必然性のある形で処理していた」のがこちらだったのではないかと思います。劇の中の必要不可欠な部品として組み込んである、というか。

    声を出すと気持ちいいの会「A Watcher by the Dead」
    前半の時間の使い方が贅沢で、中盤は私の近くで演じられていて迫力があり、後半の音の使い方が素敵でした。原作があるのに制限も無理なく入っていて、原作を読みたくなっちゃいました。(たた、私は「抱きしめる」を残念ながら見落としたようです。どこだったんだろう。最後の方かな?)
    最初の口上には、いやこれは本当なら演技時間の15分ではない時に伝えられるだろうし、きっと違うよね?と思いつつ拍手が起こって、拍手した方がいいのかどうか戸惑ったりも。

    ランチョンfeat.木皮成「BOOGIE BACK!!」
    楽しい15分でした。一番「ライブハウス」という場に合った演目でしたが、制限がいくつか確認できなかったのが気になりました。私の観ていた場所が悪かったのかもしれません。私は制限であり「共通点」が、どんな違いで表現されるのかを観たかったので、そこは残念です。

    月刊「根元宗子」
    会話が実際にありそうな流れでありながらテンポが良くて、かつ気持ち良かったです。浮気した方の二人のふてぶてしさと、された二人の必死な感じが何とも言えずおかしい。
    最後の歌は謎でした。

    キコ qui-co.「赤猫の舌」
    長編を濃縮したような、みっちり詰まっているけど急いでるわけでない濃密な感じが素敵でした。15分でこのファンタジーが描かれるのってすごい。
    ……と書いた後に他の方の感想を読んだら、本当に長編だったんですね!でも端折った感じも無くて素晴らしかったです。

    エキシビジョン
    メタは好物なので楽しくいただきました。各パフォーマンスからフックのあるキャラ?たちばかりてんこ盛りで面白かったです。

    --

    どこか「赤ちゃんはどこから来るの」を歌でやるとこないかなーと思ったけど無かったのでほっとしたような残念なような、でした。
    (そのものの言葉を繰り返す曲があるので)

    ライブハウスで、オールスタンディングで、客席側も使って演じられていたり、MCでの客振りがあったり……ある程度「客側にも」能動的に動くことを求められているのかなー、と感じましたが、それはちょっと面倒くさいかな。
    (特に私は大荷物抱えていましたので……。クロークとかあればいいんですけど、手元に荷物とドリンクと最初に配られるチラシ、では動きたくとも動けません)

    鋼鉄以外は初見で、でも楽しく観られました。いろんな劇を楽しめるのはとても良いですね。
    好きなところが一つでも参加していれば、また観たいと思います。

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    2012/09/08 00:19

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