東京福袋 公演情報 東京芸術劇場「東京福袋」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    9月3日の回を鑑賞
    東京芸術劇場のリニューアルオープンのこけら落としのオムニバス公演で、9月3日の回はパフォーマンス、ダンス、一人芝居、公開対談とバラエティに富むプログラムでした。

    CORPUS『飛行隊』
    カナダのトロントのグループによる空軍の訓練を模したパフォーマンスで、英語とフランス語がメインでしたが、言葉が分からなくてもコミカルな動きで楽しめる作品でした。子供向けな感じがして序盤は乗れなかったのですが、次第に引き込まれました。観客の1人をステージに上げ、厳しくかつ温かくいじっていたのが楽しかったです。
    無料上演しているの『ひつじ』の方がパフォーマンスに対して示唆に富んでいると思いました。

    珍しいキノコ舞踊団『珍しいキノコダンス』
    3月に上演した『ホントの時間』の抜粋に少し新しい部分が追加された作品で、『PLAY PARK 2012』で上演した作品と重なる部分が多く、自信作ということなのでしょうが(実際、良作だと思います)、そろそろ他の作品を見せて欲しかったです。
    動きが音楽に良く合っていて、踊ることの楽しみがうっすらとした切なさと共に伝わって来ました。今回追加された冒頭のシーンはあざとさを感じて好みではありませんでした。

    柿喰う客『いまさらキスシーン』
    繰り返し再演されている、玉置玲央さんによる一人芝居で、再演され続けているのも納得の圧倒的な表現力があり、後半は少々悲惨な物語であるにも関わらず、とても楽しめました。
    超絶な早口で捲し立てたり、長い沈黙の時間を取ったりと変化自在な台詞回しと、激しい身体表現が爽快でした。時間の経過や登場人物の感情を的確に表現する照明の演出も素晴らしかったです。

    東京デスロック『Counseling』
    主宰の多田淳之介さんとSPACの宮城聰さんの対談で、最初は多田さんがずっと一人で喋り続け、席を立つ観客が現れたところでBGMが流れ出し、宮城さんが饒舌になる展開が劇的でした。東京と地方の演劇の受容のされかたの違い、変な人の存在を受け入れるのが都市なのに近年はアジアの他の都市にそういう人が流れている等、興味深い話題がたくさんありました。
    先日の『Rehabilitation』と同様に東京絡みの音楽や映像を使っていましたが、君が代(の変奏曲)は今回の文脈にはそぐわない気がしました。

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    2012/09/04 09:43

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