満足度★★★
見ました。
3人の吸血鬼と1人の少年が街のどこかで深夜営業のパン屋を営みながら暮らしているが、少年は彼らが吸血鬼とは全く知らない。
その少年に前で起きたある事をキッカケに変化が訪れて‥。
設定は小さな町の暮らしでのお話、小物アイテムや彼らが暮らしている部屋は雑然としていながらも、どこか整っている。ドラえもんがのび太の机の引き出しから出てくるのが鉄板なら、彼らは洋服ダンスから出入りしている。
開演前には心地よい昭和のニューミュージックのポップスが流れてる。
ファンタジーぽい要素が占めているのかと思いきや、生々流転が出来る人間の幸福な思いが詰まった話。約90分。
他愛無く聞いていられそうなセリフだけど、発せられるセリフは時々美しく胸に響いてくる。最後のアザミの台詞よかった。
見ている方も違う世界に行ってて、一歩劇場出たら現実に戻されたような、不思議感覚の観劇だった。
篠井さんが「おばあちゃん」という日が来るなんてな〜(苦笑)