満足度★★★★
ほっこり。ちょっぴりセツナク。
小・中・高校生の頃よくあった、そして今でもたまにある「蝉しぐれを聞いてたら感傷的になって、ちょっとチクチクってなっちゃうような」・・・そんな夏がいっぱいの芝居でした。
子供なりのヒエラルキーが、卒業とともに塵と消えて社会に放たれる・・・同級生たちの卒業してから数年後の夏。
シリアスな悩みは、コミカルに。ドロドロなドラマになりそうなところは、あっさり解決(?)。そのあたりは、連続テレビ小説『梅ちゃん先生』のよう。安心して観ていられたな(笑)
月野原りんさんがイイ。
久しぶりなんだけど・・・さらにすてきな「イイ女」になったなあ。
エンディング近くの歌も月野原さんによるものだと思うんだけど・・・見た目と声とのギャップが、ナンカイイ(笑)
笑いのシーンもなかなか。言葉で笑わせるって感じじゃないんだけど。
でも、軽めのジャブがピチパチヒットするような小気味良さがあったなあ。
場転の時は、過去の夏をテーマにした名曲をカラオケで。やっぱ夏歌はイイ!
個人的には『栄冠は君に輝く』『君よ、八月に熱くなれ』も入れてほしかった!笑
観劇後は、中野までの道すがら『真夏の果実』『LOVE AFFAIR ~秘密のデート~』を。
すてきな舞台でした。
2012/08/28 22:12
ご来場ご観劇いただきありがとうございました。
鋭いご意見、ご感想に小太郎さまの感性の鋭さを感じます。
ただ、お客様の感性に甘えてはいけない・・と痛感した舞台ではございました。
最後のエピローグの通学班の場面は、そういってくださる方が多く。
サイレントにこだわっている自分たちとしては、とても嬉しかったです。
お客様のこころに浮かぶ台詞や想いが励みにになり、また勇気をもらうのでした。
今後も精進いたしますので、よろしくお願いいたします。
久光真央