満足度★★
それなりに楽しくはあったんですが
ここから面白くなるのか!ってとこで終わっちゃったような・・・。
幕開けの、「宇宙」について、「地球」について、「ゴミ」について、それぞれの切り出しが鮮やかで期待したのですが、そのあとの描き方が煮え切らなかったかなあ。
もっと踏み込んで、もっと切り込んで、そこからぐわっと流れ込んでくるであろう激流を観て見たかったなあ、っていうのが正直なところ。
ぬいぐるみハンターの芝居を観るのは初めてなのですが、役者の良くも悪くも「小劇場」っぽい芝居と、中途半端に行儀のいいストーリーとが、あまりうまく噛み合ってなかった印象が。
脚本や演出が、もっと弾けた無鉄砲なものか、もしくはもっと空間的・図像的に精緻な作りこみがなされたものであれば、あの役者陣が生きたのではないかなあと。
逆に、この脚本演出は、もっと表現にすぐれた役者陣であればちゃんと生かせたのでは?とも。
あと、セリフに於いてのサブカル用語の盛り込みかた、どうにも居心地悪かったかなあ・・・。
135分を長いと思わせない作りは、さりげなくすごい。