CABARET ON THE SEA 公演情報 アリー・エンターテイメント「CABARET ON THE SEA」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    海の上の雪
    チケットプレゼントにて鑑賞。けっこう良かった。

    ネタバレBOX

    豪華客船として生まれ、戦時中は輸送船となり、博物館としての役目も果たし解体を明日に控えた「太平洋の貴婦人」。ミュージカル女優を目指し上京した山田(戸島花)は練習場所であった船内で、船の水夫であった後藤(島岡)とその恋人の千代子(空ゆきこ)に会う。二人は華やかだった昔と悲しい昔を回想する…。
    ブロードウェイを目指すも病で倒れたミュージカルスターのマリーの代わりに抜擢された、やはり田舎出身の千代子(彩夢)。千代子と恋仲になるも召集により戦地へ赴く後藤(酒井俊介)。回想の中で後藤の死亡がわかり、最終盤の老いたマリーから千代子が20年前に死亡したことがわかり、死して老いた姿で再会し、約束を果たした千代子と後藤に山田は勇気づけられる。

    話自体はしっかりしてるしわかりやすいくて良い。オチも含めてベタだけど楽しめた。
    笑いはやんすが色々頑張ってたので笑えるとこもあった。全体的にもうちょっとあっても良いけど。
    キャバレーってことでダンサーも沢山いて衣装もセクシーだったけど迫力は少なめだったかな。

    戦争の悲劇と現代での再会というメリハリをもっと利かせてほしい。ライトで舌触りのよい演出が狙いとも思えるけど、ラストの「再会」が見せ場だと思うので、そこが活きるようなテイストが戦争シーンで欲しかった。二人の数十年ぶりの再会・死んでも守られた約束ってけっこう重いけど、舞台全体のトーンが明るすぎるためかグっとこない。死んだシーンで(客が)泣くより、再会シーンで涙を流したほうがなんか良いと思う。

    ラストの戸島の衣装がとてもかわいい。

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    2012/08/14 18:46

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