いつか見た男達~ジェネシス~ 公演情報 劇団500歳の会「いつか見た男達~ジェネシス~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    最終日観劇
    オリジナル未見。
    改訂脚本と演出により、昭和のエッセンスに平成の千葉風味を加えた為か、多少猫ホテのテイストが見え隠れしていたような気がし、全体の焦点がぼやけて見えてしまった印象が無きにしも非ず。
    前半のアドリブ応酬合戦についニヤニヤ、十人十色のある意味やりたい放題の曲者役者芝居。
    辛気臭く損な人生を軽く笑い飛ばせるいい〆方でした。

    ネタバレBOX

    良い子・悪い子・普通の子、小ちゃな頃から悪ガキで〜ではないが、幼稚園時代から健全とは真逆の生き方を強いられてきた、連れ子・パンパンの子・捨て子・死刑囚の子・乞食の子5人と、学生時代に普通の子が加わる。その中に男子を虜にする?噂の転校生がやってくるが、妊娠したまま誰の子かも告げず、彼らの前から居なくなる。
    時代が変わっても彼らの境遇はそれほど改善されていないが、ある手紙がキッカケで川治温泉へ行く事に。

    温泉地では、当時とは変わり果てた一軒家の子と転校生が暮らしており、その子供が仲居で働いている。作家を気取っているが実は母子に暴力?を振るう始末。
    訪れた5人の誰とでも駆け落ち出来るチャンスはあったと思う母、そのキッカケを作った娘に見えた息子もまた、母の業を繰り返しているようで切ない。
    最後、普通の子が温泉に浸かり「あ〜」「う〜」って言葉が自然に出てくるシーンに、過去よりも未来(という大それた言い回しでなく)明日が良い日だったらそれで良いじゃないという気にさせられる。

    スナックのママさんは安定の鉄板ぶり。どこの土地でも、「ゆみ」は実際いそう。かおるちゃんが切なく健気。
    じゅんじのてんやわんやぶりに一緒にもがきそうになり、こういちの身体能力の素晴らしさに目を奪われ、たけおの美声に酔い、みちやの口八丁に笑わせられ、はるおの立場に眉をひそめそうになるもあの笑顔に安心し、かずやの潔さに熱くなる。

    その当時の舞台を観ていないのでどの辺りが改変されているのか不明だけど、最初から最後まで一定のテンションの高さを要求されて、またそれに役者さんがちゃんと対応し見せ場が用意され、見ている方も盛り上がる。
    全員の個性が強過ぎて話の筋が大雑把にも感じたが、登場人物の紹介から見える悲壮感とかはなく、むしろユルい。明日からも力を抜いて生きて行けば良いじゃないかな、とぼんやりと思った次第。

    0

    2012/08/05 18:38

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大