泡 公演情報 劇団 東京フェスティバル「」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    豪華なキャストで素晴らしい舞台を堪能
    東京フェスティバルは、毎回社会的な視点を盛り込みつつ、笑いの多い作品を見せてくれる。
    今回は、小名浜のソープから震災、原発事故を見せてくれた。

    ネタバレBOX

    事故直後は作業員が多く来たので、混んでいた風俗街が、原発作業員の箝口令のために外出禁止になっていったことで閑古鳥が鳴くようになってしまったこと、原発事故による漁業補償のこと、震災の復興と言えどもフーゾクには銀行が貸し付けを渋っていること、等々と、作・演のきたむらけんじさんが現地でリサーチしてきたであろうことが、リアルに盛り込まれていたようだ。

    しかし、コメディである。
    そういう状況にあっても、人の営みがあって、面白いということ。
    無理して笑わせるシーンを作るのではなく、思わず笑ってしまうシーンを作り出す、脚本のうまさがある。

    そして、役者全員が味のあるいい演技。
    うまいから、大爆笑もあった。

    役者はとにかくみんないい。
    どこか胡散臭いけど、いいおっちゃんの朝倉伸二さんは、こういう役をやらせたらピカイチ。前作ではびしっとスーツを決めていた天宮良さんが今回は真っ黒に日焼け(舞台では危ない表現をしていたが・笑)した原発作業員が、さまになっているのに驚いた。漁師で船長の近江谷太朗さんもいい、2人とも男気を感じさせるところににうまさがある。
    人気ソープ嬢の小林美江さんもも情がある感じで、人気があるという雰囲気が出ていてうまい。そして、数年前までは現役ソープ嬢という、川俣しのぶさんもとてもいいのだ。

    ラストの、小さなシアワセ感(「感」だけで実らないだろう雰囲気も含めて)は素敵だった。この物語にふさわしいラストだ。

    東京フェスティバルにはバスレはないな。

    猪苗代湖ズの音楽で客入れという趣向もいい。

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    2012/08/05 08:45

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