柳亭市馬 独演会 公演情報 福岡音楽文化協会「柳亭市馬 独演会」の観たい!クチコミとコメント

  • 期待度♪♪♪♪

    落語ブームの一翼
     堀井憲一郎や広瀬和生ら、辛口の落語批評家の中でも、柳亭市馬の評判は頗る良い。更には落語家仲間からも悪口らしい悪口を聞かない。本人の人徳もあるのだろうが、「歌」という武器があり、またその飄々とした佇まいが、噺に安心感を与えているからだろう。堀井氏曰く、「ダレ場をダレ場として流せるのが市馬」ということになる。
     先日聴いた柳家喬太郎の噺のマクラでも、市馬は愛すべきキャラクターとして紹介されていた。大の相撲好きとして知られる市馬は、両国国技館にも足繁く通っているとか。テレビにもしょっちゅう映っているので、喬太郎は兄弟子の姿を発見すると、頃合いを見計らって携帯に電話をかけるのだそうな。取組の一番いいところであわてふためく市馬師匠の姿が全国放送されるという(笑)。
     21世紀に入り、志ん朝、談志を失い、「名人なき時代」と言われながらも寄席は関東、関西ばかりでなく、地方巡業も満席が続くブームの最中にある。若者の姿を客席に見ることも少なくないが、果たしてどの落語家を観るべきか、迷う人もいるのではないか。市馬はまず観て損はない。間違っても正●・●平、二人会などに大枚をはたかないように(笑)。

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    2012/08/04 18:26

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