満足度★★
今後に期待
演劇作品に出演したり、FUKAIPRODUCE羽衣に振付をしたりと最近頻繁に名前を見掛けるダンサー・振付家の意欲的なソロ公演でした。
下手にあるDJブースに立つ木皮さん自身のアナウンスで始まり、客席は以後にあるバーカウンターに行って飲み物を買って戻ってきて、自分で音楽を再生して踊り、観客に一緒に踊ろうと挑発するシークエンスが3度繰り返され、尻文字を書いたり、会場の外に出て行ってバケツで水を浴びせられたりと失笑的なコミカルな表現が多かったです。
ブレイクダンスをベースにしたムーブメントは若者らしいエネルギーがあって楽しかったのですが、演劇的構成が単調で舞台作品としての面白さはあまり感じられませんでした。
最近22歳になったばかりという若さで、木皮さん自身のキャラクターもチャーミングだったので、今後さらに色々な所に進出しそうな勢いが感じられました。