西暦2222年2月22日の22時22分22秒 公演情報 劇団鋼鉄村松「西暦2222年2月22日の22時22分22秒」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    前回とは異なる魅力を持ちながら
    前回公演とは、質感の異なる肌触りでしたが、
    ひとつの時間や場に観る側を惹きつけ取り込む力に
    この劇団のベースにある安定した作劇力を感じて。

    作り手たちにはさらにる引き出しがあるようにも思えて
    次回公演も楽しみになりました。

    ネタバレBOX

    前回公演では、
    ある意味恣意的なラフさから生まれたテイストが
    舞台の勢いを作っていたような部分があったのですが、
    今回は逆に舞台上のバリのようなものを排して
    刹那そのものやその繋がりをしっかりと研いだ感じがあって。

    物語のプロット自体が極めて斬新という感じはしないのですが、
    エピソードたちの組み上げ方に、
    投げっぱにされない丁寧さと、
    そこから醸し出される広がりがあり、
    舞台のテンションもぶれることなく育まれ
    観る側に次を追わせ、
    一歩ずつ着実に舞台に惹きこんでいく。
    キャラクターたちにも、
    表見に薄っぺらく見える部分を作りながら、
    次第に現れる奥行きが仕込まれていて・・・。
    コミカルな部分にしても、伝わってくる感情にしても、
    前回公演とは別のベクトルでの
    観る側を引き入れるもう半歩があって。

    終盤には
    ビターでくっきりとエッジをもった感覚に
    しっかりと捉えられ、
    観終わって、
    作り手たちの底力のようなものを感じたことでした。

    この劇団は2度目の観劇だったのですが、
    異なる質感の作品であっても
    観て面白いと言葉にできるものとは異なる、
    無意識の領域を刺激するような
    共通した不思議な魅力があって。

    次もみたいなぁと素直に思ったり。

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    2012/06/05 06:51

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  • まだ引き出しなんて二三しか開けてません。
    嘘です。毎回いっぱいいっぱいになりながらタンスごとひっくり返して台本書いてます。
    次回はボスの台本になります。ラフな感じもお楽しみください!

    2012/06/06 17:21

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