満足度★★
脚本と演出の不調和を感じると言うより、性格の不一致的と言うべきか?前川ワールド、って、私は、SFと現実の狭間の独特な世界観が魅力だとずっと思っているのですが、今回の作品は、普通に、家族人情劇風なタッチでした。いつもの、畳み掛けるような、重量感、重圧感、緊迫感がほとんど感じられず、悪い意味で、芝居がかった芝居に感じられてしまいました。イキウメには珍しく、まるで、コメディでも観てるような女性観客の高笑いにも、ゲンナリしました。石を投げて、水面に落ちる音が、ちょうどいい塩梅だったのが、一番心に残りました。
ネタバレBOX
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2012/05/19 20:02
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