軍鶏307・改訂版 公演情報 劇団桟敷童子「軍鶏307・改訂版」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    演劇の醍醐味!
    過言ではない。なぜこの芝居に空席が生じるのか分からない。あの会場ならチケット即日完売になっても不思議ではないくらいの力量ある劇団である。全然おしゃれじゃないけどアングラ風だけど多少古臭いかもしれないけれど、それがなんだ!そんな私も観たい観たいと思ってて実は今回が初見だったのだがもっと早くに体験すべきだったと悔やんでる。これぞ演劇。

    ネタバレBOX

    希望の象徴となるはずだった飛行機の搭が予想(その完成がエンディング)に反してまさかの崩落を経てめんどりさんを死地へと赴かせた時、観客は銃声とともに絶望の深淵に突き落とされる。一転、光溢るる和やかな雰囲気の中、めんどりさんが相変わらず「行かんでええ」「行かんでええ」と心の中で絶叫していたのは生への讃歌に他ならない。そして圧巻の、驚愕のラスト!軍鶏307はめんどりさんの「生きよ!」という思いを人々に運ぶのだろう。板垣の役者魂が燃え爆ぜっていた。

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    2012/05/16 21:07

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