暗い光岡本が凸川に言う最後の一言には、なにか心を撫でられるような気味の悪さを感じた。アア、ソウナンダ……というような。そして、それまで語られてきた出来事が別の意味合いを持ち始める、のだと思うのですが、そう考えると腑に落ちない箇所もチラホラ、(それは同じ戯曲を元にした映画版でも感じた事ですが)凸川やホストクラブの面々の造形に腐心するあまり、同窓生だけが抱える暗闇(秘密)へ手が伸びていない気がし、(それこそがこの戯曲の肝なのだと勝手に思っている身としては)表面的な楽しさや賑やかさへ流され過ぎではないか?と感じてしまいます。
ネタバレBOX
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2012/04/26 12:33
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