表現工房アルコーブがお贈りする恐らくたったの70分弱位の上演時間内でアナタのCMに対する考え方を多少なりとも変えてしまうという影響力に満ち溢れていて欲しいミューj(略) 公演情報 アトリエ凹アルコーブ「表現工房アルコーブがお贈りする恐らくたったの70分弱位の上演時間内でアナタのCMに対する考え方を多少なりとも変えてしまうという影響力に満ち溢れていて欲しいミューj(略)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    ホントにミュージカルなんだ! (チームB)
    わずか70分のミュージカル。
    70分きちんと楽しんだ。

    ネタバレBOX

    確かに「ミュージカルプロジェクト」と銘打ってあるけど、実際に歌い出すまで、本当にミュージカルだとは思っていなかった。
    しかし、小さな会場で、突然歌い出してミュージカルが始まるというのはとても愉快だ。

    なんだか、愉快なので、終始ニヤついて観ていたと思う。

    申し訳ないが、いかにもミュージカル風に歌って踊られると笑っちゃうのだ。

    わずか70分にいろいろ盛り込んだストーリーは、正直それほど「へー!」というものではなかったのだが、いい塩梅に歌が入り、適度にバカバカしさや、笑いもあったりする。
    だから、ちょっといい感じではある。

    「へー!」というほどのものではなかったストーリーと酷評めいたことを書いてしまったのだが、実は細かい「小ワザ」みたいなものが効いていて、それにセンスを感じたのだ。

    例えば、「いかにも付けてます」というような宇宙人の角みたいなものを、「実は」と言って取ってみせるシーンとか(もちろんそする意味はあるのだが)、役者は2役やってますということはわかっていての、スタッフというTシャツを着て入ってきて、なぜか帽子を深々と被っていることに、逆に意味があったりとか、お茶請けに「きりたんぽ」というしょーもないボケだと思っていたら、実はフリだったとか、通訳を介して宇宙人と話すという面倒なことを、段ボール箱の前で処理するとか、ライバル会社の男が歌うときに、ライトの前に立つとか、いい感じのバラードが始まりそうなのを終わらせるとか、まるで往年のミュージカル映画のように、全員がずらっと並んで、ガムを手渡しながら歌うとか、まあ、そんなものが(ハズレもありつつの)満載となっているのだ。

    ミュージカルなのだが、歌の部分で「あれれ・・」という人もいるのだが、2つの旋律を被せてみたり、全員で歌うシーンがきちんと入っていたりと、ミュージカルのポイントは押さえつつ、とにかくいい感じではある。
    後半のやけに声を張るシーンは、ちょっと引いてしまったが(会場はあのサイズなので、本気で声張らなくてもいいんじゃないのかな。社長とかは渋く迫ったほうがよかったように思えるし)。

    役者では、ガム会社の宇宙人を演じた鈴木公太郎さんと柴田麻衣子さんが、明るくて溌剌感もあり、印象に残った。

    全体的に真面目さも伝わってきたし、(たぶん)センスもあるのではないかと思う。

    もちろん、(本格的な)ミュージカルという視点から観ると足りないものが多いとは思うのだが、減点的な見方をせずに、今後への期待を含めて、少々甘々な星の数にしてみた。
    ミュージカルだったらもう一度観たいが、そうでない舞台だったらどうなんだろう、という不安はある。あるのだが、期待値がいまのところ大きいのだ。
    なんか、応援したくなるというか、そんな感じで、なぜか好感度は高い。

    そして、事実は演劇よりも奇なり。
    http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1204/26/news108.html

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    2012/04/26 07:07

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