満足度★★★★★
ユーミンの歌に包まれたものを開いて堀内敬子と島谷ひとみの回を観ました。ユーミンの歌唱にちかいのは島谷ひとみのほうで、彼女の歌からユーミンのスタイリッシュな部分が抽出されていき、一方で堀内敬子の歌からはユーミンの歌に内包された、デリケートでときには重たさを感じるような心情が見事に溢れ出していました。台詞がひとつもないのに、アンサンブルの動きや男優たちの声にならない演技、さらには積み重ねられていく歌から溢れ出す時間達の流れで物語がしっかりと構築されていきます。ミュージカルという表現方法が見事に開花した舞台だったと思います。
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2008/02/06 18:53
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