満足度★★★
キャラクタードラマに特化した印象
山田ジャパン史上最高(最も高さがある)のセットも大阪で
再現し大阪用バージョンに改めた部分も無く東京と同内容。
会場客席は女性客の割合が高く盛況でした。
癖のある普通ならざるキャラクター達を楽しむドラマ。
そして登場人物の心の叫びが織り込まれたメッセージも
盛り込んだ同劇団のスタンダードな作品でした。
しかし、コミュニケーションをテーマにした5組の夫婦の
亀裂は深堀りの足りない表面的でありがちな描き方。
男の子も少女も両方いけちゃう変態さん(!?)に壊された
蒲生家の姿もどこか共感に繋がらない現実味の薄さが
感じられました。
寧ろその分キャラクタードラマの趣をより濃く漂わせ、
アクセントとしての笑いでなく、笑いそのものを狙った
コント調場面など下ネタを絡めて楽しませる作りに
比重が置かれたという受け止めです。
巨乳、貧乳、スベスベ論議は東西ともウケが良かった場面
ですが、瑣末すぎる内容に一笑も出来ず自分はそっちの意味で
「ん?」を繰り返す状態でした。