満足度★★★★★
林檎
「幸福論」と言えば、椎名・・と思ったら、石原氏はなぜか福山と言う。
(脚本家は前者)
・・なるほど、それは化学反応して、素晴らしい作品になるわけだ(笑
福山+林檎・・?
ポップ(というほどのポップでなし?)にあまり明るくない気がする自分
(・・でも、昨夜観たRAZIKAはかなりポップ(ベルゲンの、だけど)だったなぁ・・)
でも、これはなかなか、と思ってしまう。
自分は、初演は観てないのだけど、
相方の役者さんは、自分が以前から大好きな岸潤一郎さん・・。
石原正一ショーでは、「ボーボボボ坊っちゃん」で以前出てたなぁ・・たしか。
端役とかじゃなくて、もっと堂々とした主役で、
あの味が観たくてたまらないのですが、
この2人芝居では、
岸氏の独特な雰囲気がしっかりと間近で見られて、
なかなか楽しめました。
先週観たのですが、
きょうも休みが取れたので、
これから、もう一回アゴラに観てこようかと・・。
観てきた、でかつ観たいでもあります。
脚本家の方は、以前から、暗闇の漁村の風景などを描くのが非常にうまくて
(巧み、というよりかは、パラ定に、ずっしり感があるところが、ちょっとだけ似てる気がします)
以前から気になってた方。
この風変りな男役者二人に、合わせたかの様な、
・・いや、違うな、むしろ二人が作者の世界に寄り添ったかのような。
不思議な三者三様の色が舞台の上で混じり合うのを見るのは、
なかなか素晴らしくもあり。
男子はほっておくと、軽くなって風船みたくとんでっちゃうから、
あんな重りみたいな作品で地面にくくりつけられて、
それでも風に揺れて、苦しみ、動き、ぶつかり、
やがて自分だけの世界をそこに見付けだすさまを眺めているのは、
なかなかに眩い体験でもあり・・(苦笑