向き合ってはいた。演出上の苦心のあとも、役者たちの頑張りも伝わってきたが伝わってはいけないんじゃないの?という気もした。演出と交流がある分、彼の「今」があふれ出ている舞台だなと感じた。丁寧に原作を読み、丹念になぞって、自分達なりの解釈や舞台転換の工夫もこらしていたが「なぞっている」という印象はぬぐいきれず、いったいどの部分が一番伝えたいテーマだったのだろう?と分からなかったところが、まさにこの若者達の「今」なのだろうと思った。意地悪い感想かも。
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2012/03/28 01:36
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