満足度★★★★★
これは凄いぞ!芸術論と芸術家の苦悩・悲劇から世界を揺るがす大事件までを描く第1部の知的議論にビリビリと痺れた。その25年後を描く第2部、第3部は「血」と「信念」の物語。作家さんがとても勉強しているのが分るが、単なる頭でっかちにならずにしっかりと人間を描けている。過激な思想的ゆえに受付けられない部分もあったりしたが、文学でも演劇でも「個人」ばかりをテーマとしている今の世の中でギラリと光る知性を感じるドラマ。もっと注目されて良い作品だと思います。
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2008/01/28 12:02
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