満足度★★★★★
大満足!
はっきり言ってしまうが、セカンドでやるレベルの芝居ではない。
もう一クラス上、
HEP HALL、ABCホール クラスでやるべき芝居であった。
セカンドの客席は満席。
いや、もしかしたらあぶれたお客様もおられるのではないか?
いつもここでされる小劇場の劇団さんは集客に苦労しているのだ。
それはそれは涙ぐましい・・・・・・・
セカンドを使用するにあたり、
入口に三面の金網看板にチラシを貼り付け、
セカンドの入口はここですよ!というアピールと案内係を配置する。
そうする事でようやくお客様を迎えられるというものだが・・・・・・
なにもせずとも、引きつけられるようにお客様は座席に納まっていくのである。
これが・・・・・テニプリの力・・・なのか・・・・?
満席の芝居。
しかし、
そんなネームバリューとは別次元。
面白い!!
ああ!面白かったさ!!!
何だろう、心の底から、一人として作品を作り上げるに必要不可欠なピースであった!
それに主演の馬場さんは溢れ出るオーラを全て星色に変えてキラキラっとしている。
少し悔やんだ顔をするだけで、
男の僕でさえ、ハッとなる。
その引力は筆舌に尽くしがたく。。。。。。。
また清水順二さんの万能なコメディエンヌぶりは、ただ事ではない。
かっちりされた上に柔軟で、東京を生き抜いているという自信に満ち溢れているのだ。
それに憎まれ役を一身に受ける我善導さんが、本当に憎らしく!(笑)
隣に居た知り合いと「本気でうっとしいですね」と手放しの賞賛を与えてしまうほど強烈だった!
それもそのはず。テロップには from「WAHAHA本舗」 とされているではないか!
納得の強い強いウザさだった!!
しかし、
それを一手にさばく演出が本当に見事だった!
とにかく間の取り方が半端なく、
僕の大好きなフェイバリット・ムービー「スクール・オブ・ロック」を彷彿とさせるツクリなのだ。
心地良い。
作り物だと分かっていても、まんまと乗っかり楽しんでしまう懐を感じてしまうのだ。
これはただ事ではない。
終演後に少しだけお話しをさせて頂いたが、紳士的な方で関西出身だという。
だのに話の合間合間に見せる「何か」が、僕をドキドキさせる。
・・・・と、
大満足な一品に、うかつに出会ってしまうという一日でした!