満足度★★★★★
力強い作品でした。
1945年に北海道で起きた三毛別(さんげべつ)羆事件がベースになっているそうです。壮絶な事件だったのですね・・。フライヤーの雰囲気と違い、まさかの時代物だったけれど(夜明峠編とありましたが、石田えりさんドレス姿だったので 笑)、ピュアな子供のままのコロク(古山賢太郎)の台詞が何度も胸に刺さりました。
「誰もが信じたい嘘を信じている」
席についたとき、山深さを水墨画で表した美術に圧倒され緊張しました。照明によって表情を変える山、山間を流れる水の音など、とても美しかったです。そして雪・・里の人間が山を下りる時を知らせる雪。
そして4人の女性がとても哀しく美しかったです。