満足度★★★★★
最悪なお客さん
いつも思うのだが、幕が開いてから入ってくる客に、ふうっと気がそがれる時がある。この芝居は、前半の緊張感が勝負の芝居だから尚更、最悪だった。どこぞのお偉いさん二人が遅れてきて着席する。と、先に前の席で座って待っていた秘書さんがやって来て、ぺこぺこ挨拶して、お茶のペットボトルを渡して、またやおら前の席に帰って行く。この間、およそ1分。あ~あ、最悪だった。役者たちに連れられて、私の心があっちに行ったり、こっちに来たり、ハラハラドキドキ、気持ちよ~く浸りたいと、思っていたのに・・・。
キムラ緑子さんが秀逸。今拓哉さんと高柳絢子さんが健闘!台詞を噛むのはご愛敬とはならない、お芝居です。俳優諸氏の健闘を祈ります。