ドカチン  ~下北沢死闘編!~ 公演情報 昭和芸能舎「ドカチン ~下北沢死闘編!~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    オススメ!ウェルメイドな社会派コメディ
    脚本の羽原大介氏は、個人的にはアニメ『ふたりはプリキュア』の人だったりするのですが、彼の作・演出ということで当日券で観てみたら大当たりでした。
    マンション建築3次受けの弱小建築会社の労働者たちの目線からみた、耐震強度偽造問題。とはいえ内容は全く堅苦しくなく、非常に良く出来た人情コメディとなっています。建築シーンをダイナミックな集団ダンスパフォーマンスで表現するなど、演出も冴え渡っていました。
    また個々のキャラクターが背景までしっかり描かれた脚本が素晴らしく、どの人物の行動も納得がいくものでした。
    平日のチケットはまだ余裕があるようなので、時間がある方は当日券ででも是非観ていただきたい作品です。

    ネタバレBOX

    どの役者も熱演でしたが、特に構造強度偽造マンションの施主である不動産会社の女社長を演じた中川絵美が良かったです。ヒューザーの小嶋社長を思わせる冷徹な人物かと思わせて、その裏側にある人間くさい面を見事に演じていました。終盤では彼女が主役を食うほどの存在感を示していたように思います。

    0

    2007/02/13 02:44

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大