期待度♪♪♪
年に一席は
いつぞやのスキャンダルのせいで、「×髪×野郎」って蔑称がかなり浸透しちゃったが、もう「ほとぼり」が冷めた頃か。素直に落語を楽しみたい。
小朝は巧い。それは真を打つ前から評判で、だから「36人抜き」の時には「ついに」とか「やはり」とかの形容が付いたのだった。
けれども、巧いのにどこか物足りない。そつがなさすぎてつるんとしている。どんなに下品に演じても「若旦那」に見えてしまう。生来の暢気さのせいで、何歳になっても坊っちゃん坊っちゃんしたキャラ以外は「アクの無さ」が目立つ。
だからしょっちゅう福岡に来ている割には、気が向いた時しか聴きに行かないのだが(先日のJR博多ホールこけら落としも観に行かなかった)、観なかったら観なかったで、残念な気持ちにさせられるのである。ともかく口跡ははっきりしてるし、間は絶妙に巧いんだから。
1、2年に一回くらいのペースで観に行くかな。