カラミティ・ジェーン 公演情報 梅田芸術劇場「カラミティ・ジェーン」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ウエスタンミュージカル風ストリートプレイ
    一幕と二幕が全く違う印象の物語。話の筋にあまり面白さは感じられなかったが、女性が元気な舞台だった。
    西部劇版女の一生、と言った感じ。
    歌う場面が多いんだろうなと勝手に思っていたが、話に重点を置いて見せていた。
    度々挿入される小ネタギャグは、さほど面白くなく却って不要のような気がした。

    ネタバレBOX

    じゃじゃ馬男勝りのジェーンがビルと出会い、シンプルかつ唐突に恋が始まるまで小難しさはない。やがて二人は賞金稼ぎの旅、結婚、子供が出来るがそんな生活に満足しないビルはジェーンの元を去り、残されたジェーンは我が子に愛情はあるが自力では育てられない為、経済的に裕福な夫婦の元へ養子に出す。我が子の仕送りのため懸命に働くジェーン。マラリアが流行すればそれを蔓延させないように必死になって病人の為に尽くす。その行為は町の人にとっては心強く思えたりする。
    年月が流れたある時、ビルが地元西部にもどって来た。馴染みの店で再会するが、そこで撃たれて死亡する悲劇が起き、一幕終了。
    ・・ここで終っても物語成立するんじゃなかろうか。

    二幕どう展開するんだ、と思ったらサーカス団のショーのスターとなったジェーン。そのショーの見せ方がthat's show time!みたいな見せ方なんだけど、出演のパパイヤ氏の振り(振り付け師は別にいるらしい)と、役としての興行主の吹っ切れ具合がどうも個人的に受け付けられず、ノリきれなかった。
    コネタギャグもだけどやるならちゃんとやって欲しい。中途半端に見え却って見苦しい。
    その後、成長した娘に名付けの叔母として逢ったりするが、気合いが裏目に出過ぎて最終的に嫌われたまま疎遠になる事に。
    でまた時は流れ、老婆になったジェーン、発展にした西部の町で穏やかに古い付き合いの友達とそれぞれ罵りしり合いながらも、穏やかに暮らしていた。そんな時かつて嫌われたままの娘が新聞記者として、若かりし頃のジェーンの伝記を書きたいとやってくる。結婚して、娘も出来たはずだがマラリアで亡くなったと言う。いろいろあったのねの心の瞬間の二人が良かった。
    そろそろ人生の幕引きが近づいた時、若かりし頃のビルが現れジェーンを迎えにくる。出逢った頃と同じ姿でゆっくり溶けていくようなビルとジェーンの姿は輝いて見えた。

    千秋楽の観劇という事もあり、カーテンコールの盛り上がる事!素直に宝塚のブランド力の凄さを思い知らされました。

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    2012/02/12 02:37

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