CHESS in Concert 公演情報 梅田芸術劇場「CHESS in Concert」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    訳詞が悪いのが難点
    きっと誰もが、「へえ?こういう話だったのね」という第一印象だったろうという、内容でした。

    チェス選手権を、政治的に利用する国家対国家のお話。

    だから、歌詞も、ホンワカと、誰もが理解しやすい内容ではなく、聴きながら、理解しなければならない要素をたくさん含有してるにも関わらず、訳詞が、字余りで、歌詞の内容をほぼ理解できなかった冒頭が大変残念でした。

    キャストは、皆、概ね歌唱力のある方ばかりで、石井さんも、大人の演技をされていて、いつものように熱すぎず、好感が持てました。

    アナトリーの妻役のAKANE LIVさんが、初めて拝見した女優さんながら、大変歌唱力もあり、魅力的な佇まいで、注目しました。

    ネタバレBOX

    この作品、コンサート形式での上演が多いようですが、確かに、その方が良さそうに感じました。

    チェスの選手権を、アメリカとソ連が、政治的に利用して、言わば、八百長があったり、裏取引があったりと、まるで、山崎豊子さんが書くような、およそ、ミュージカルとは不似合いなシチュエーションの芝居でした。

    こういった内容なら、むしろ、ミュージカルではなく、ストレートプレイで、じっくりと描いてほしくなります。

    1幕の最後に、アナトリーが、敵のセコンドであるフローレンスへの想いを籠めて歌う大曲「アンセム」はやはり名曲でしたが、この曲、もっとクローズアップされてもいいように思います。

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    2012/01/28 02:24

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