poetic act vol.1 春マチ小唄 公演情報 劇団空とぶ100マイル「poetic act vol.1 春マチ小唄」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    素晴らしい!(^0^)
    5人の登場人物だから、最初はなんとなく地味な感覚があったけれど、いやはや、どーして。
    素晴らしいストレートプレイでした。
    主人公みゆきの育った環境から現在を綴り精神的な内面をエグル作品。

    重いテーマではあるけれど、その演技力で決して暗く見せないところが素晴らしい。
    実際の言葉ともう一つの内面の言葉を同時に泳がせる手法が更に効果絶大です。

    魂を鷲掴みされた感覚。

    公演中なので後はネタバレに。。

    ぜひぜひお勧めの作品です。



    ちなみにタイトルが悪い。
    違ったタイトルなら観たい意欲に繋がるが今回のタイトルは芝居の内容とはかけ離れてるような気が・・。

    本日、ポストパフォーマンストークの日でした。
    ゲストは上田さん。
    誰でも知ってるような関西と東京のエスカレーターの並びの違いなど、どーでもいいような内容ははっきり言って閉口した。

    芝居マニアの集合らしく芝居に関するネタの方が萌えます!(とことんマニア)

    ネタバレBOX

    みゆきは中学を卒業して上京します。そこでひとりの男性に面倒をみて貰いながら色んな経験をします。

    この男性の少女に対する愛情の表現が『白痴』的要素あり。
    いいかも。。萌えるわ!(^0^)

    しかしながら、日に日にみゆきの様子がおかしくなってきて、ある日、記憶障害と判明される。

    おりしも男性はみゆきの小さい頃、生き別れになった父親ということが解って父親はショックを受ける。

    小さい頃、みゆきを失い・・・また、みゆきが記憶を失ってしまった事で、2度もみゆきを失う父親。

    一方、入院中のみゆきを見舞いに行くが当のみゆきは父親に対し「初めまして」と挨拶をする。

    最後の場面。
    椅子に座って父親が自分の書いた小説を聞かせるシーンは切ない。

    遠くの空を見ながら柔らかく微笑む記憶のないみゆき。
    対照的に悲しい表情の父親。

    その二人が寄り添いバックに印象的な照明を落としながら演出する。
    シンプルだけど、心に響く作品です。


    脚本家の繊細な感情が読み取れる物語です。
    優しい物語。





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    2008/01/12 23:23

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