満足度★★★★★
大満足!!!
なんともとても魅力的なキャストを小規模な劇場で観れる ということでチケットをとりました。
上手バルコニーの真ん中くらいだったけど、ほとんど見切れることもなく観劇できました。
いくつかの劇評で わりと辛口のコメントが多かったみたいだけど・・ *papasan*的には 十分満足できました
なにしろ 1979年の作品ということだけど 時代がいつなのか? どこの国なのか? はじめはピンとこなかったのですが・・
核兵器の最終戦争によって ボロボロになった世界・・
きっと東西冷戦の真っ最中であったろう この時代の未来への黙示録的なメッセージがたぶんに含まれているのでしょう。
その絶望的な空間の中で ただ "ひたすら明るく 生きる" ひたすら "前へ進む"
希望と生命力 というものが後半にわかってくるにつれて 「すごいなぁ」 と思いました。
堤 真一、戸田恵梨香 の なんとも明るい軽快な関西弁の理由もラストにはうなずけます。 これが標準語ではダメたったのでしょうね。
おりしも 昨年の大震災からの原発問題とも 絡みがあって あえて今 これを上演したのかな!?とも思えます。。
この手の作品は ストーリーの良さではなく、作者の訴えたいものが 感じ取れればいいタイプのお芝居だろうけど 今回は とってもピタッときた感じで 上演時間が1時間20分 という小作品ながら 満足度がとってもありました。
とーーってもシンプルなステージだったけど衣装やあのリヤカーの中のものの色彩感がとっても印象に残りました。
そして、なんだか あの「猿の惑星」のラストシーン 自由の女神が砂浜に横たわっているシーンとシンクロしてしまったのは *papasan*だけでしょうか??