星の結び目 公演情報 時間堂「星の結び目」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題248(12-001)
    新しい年を迎え今夜はアゴラです。17:15受付(整理番号あり)、10番ごとに入場。舞台は下手側から入り口に向かって花道があり、役者さんたちがここを通ります。全体にすっきりした感じ、床は高さが40㎝ほどでしょうか木目、花道に続く部分は「白」..ここは廊下や川辺だったり、路地であったり。奥、左右に細い材木が天井から床まで格子状に、数本は「青」、舞台上、上手に小さな木のテーブル(?)、奥にはお酒、紅茶のカップ、旅行鞄、座布団。最前列は座布団席。17:58ホウキをもった女性が登場、お腹が大きい、歌を歌いながら掃除、寒さにかじかむ両手を温める、そのあと、背の高い男性が登場、左足が少し不自由。二人退場。18:01黒澤さんの「明けましておめでとうございます」の声で新年の舞台は始まりました。20:08終演。

    ネタバレBOX

    「南京陥落」というセリフがあるので時は1937年12月を含む数年のことらしい。同年7月日中戦争、1941年12月ハワイ真珠湾、1945年8月終戦、そして、今は2012年。「星の流れに(こんな女に誰がした)」...は1947年。

    少し見上げるような位置で観劇、役者さんたちのまなざしがよくみえます。一部のシーンで洋服を着用していますが、基本、和服。舞台の前後左右をうまくつかったまっすぐなお芝居でした。野心を抱く男、男子であることが権威である時代、忠義を尽くす番頭や職人、そしてもう一方では女性であること。

    世代が、時代が代わり、街並みも姿を変えてしまいます。そんななかで細いながらもつながり続ける人の心。

    場面転換の薄明かり、夜空に高く星座、香るほどの梅の花や桜の花、龍神などの描写。正露丸、ドロップス、鯵の押寿司がこの当時にあったこと。

    いろいろな素材を織り込んだお芝居、元旦、足を運んでよかった。

    冒頭、吹雪が箒で掃くシーン、箒の先を床につけずに演技。別のお芝居で、直接客席に向けて掃いていたことがあったので、なるほどと思う。また、白雪の妖艶さに目を見張る。

    黒澤さん演出:確認してみたら「あなたの部品 リライト(10/12)」からずっとみていました。アントニン・レーモンド建築(11/5 窪田さん)、アフタートークで時々、時間堂:廃墟(11/3)。吉田さん:母語を醸す(11/9)、青☆組:パール食堂のマリア(11/8)。酒巻さん:11のささやかな嘘(11/7)

    終演後、脚本をお願いして帰宅。

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    2012/01/01 23:19

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