満足度★★★★
おなかいっぱい
この時期、よくも悪くも、よくこのスプラッターの上演を決行しましたな、というのが第一の感想。どうも「復讐の連鎖は…」というのと9・11を結び付けたいようなメッセージをあちこちで出しているけど、私にはそっちには結びつかなかった。それより、やっぱり残虐性のほうがお腹いっぱいです。それは大竹しのぶさんの、あのキャラで押し切ろうとするかのようなこれでもか的な演技のせいもあるんですが。ソンドハイムの音楽は、大竹さんにはかなり無理(負荷)があるみたいだったし。ほかの周りの人たちはよかったし、オケも厚くてたっぷりと曲を鳴らしてくれて、音楽の力は十分たんのうしました。
あと、日生劇場の2階席が劇的に暑くて、それも、げんなりした大きな要因。空調改善求む。