雑種愛 公演情報 角角ストロガのフ「雑種愛」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    これは面白い!魅せられた!!
    個人的には、とても良い時間を過ごせた!
    「笑い、切なさ、喜び、悲しみ、怒り、恐怖、絶望」等、様々な感情をぎゅっと凝縮した不思議な世界観を体験できた!!
    数々の芝居を観劇しているが、出会っていそうで、出会っていない世界観だと思った。
    舞台美術もよく考えられており、観劇しやすかった。
    高低差のある舞台なので、席は2段目か3段目が見やすいかも。
    あっと言う間の110分!

    ネタバレBOX

    早熟性早老症という病気のため、16歳なのに60歳の外見をしている少年の話。
    <良かった点>
    ・脚本・演出(角田ルミさん、名前覚えました!)
    少年の目を通して、自分の周辺の人間・社会がどう映るのかを描いている。
    まず登場人物の状況、事情が描かれている。
    最初は、病気でありながらも一見幸せな状況であった。
    それから人間関係が徐々に壊れていく過程・少年が犯罪を犯すまでの魅せ方に、私は惹かれた。
    それでいて、下ネタ満載!笑えるところも多かった。
    細かくみると矛盾点や?点もあるのだが、この世界観を堪能するという観点からは許容できる程度であった。
    ・舞台美術。観劇しやすかった。
    舞台を上下4段に分け、それぞれで場面展開。
    同時に複数箇所で芝居が進行するときも有り。
    1番上:少年の通う病院、少年の家の茶の間。
    2段目:少年の部屋。
    3段目:道路。
    4段目:少年のバイト先(漫画喫茶)。

    <ちょっと残念だった点>
    映像を使った演出(テレビで事件のニュースを報道)があった。。
    映像を使う手法は良いと思うが、映像と演技が今ひとつに感じた。
    ちょっと安っぽく見えてしまった。

    <役者陣>
    各々の役柄を、皆さん好演していた。
    特に印象が強かったのは4人。

    ジジ・ぶうさん:少年役。お年なのに、少年の気持ちがとても伝わってきた。
             すっと、感情移入できた。
    島崎裕気さん:少年の母親役。
             このお芝居の雰囲気を作っていたように思えた。
             幸せでコミカル~壊れていく~不幸な雰囲気を彼女の芝居
             から感じた。
    鈴木聖奈さん:家出少女。
             クラッシック音楽が流れる中で、壊れていく演技が
             特に印象的であった。この場面は観入った!      
    椿かおりさん:看護婦役。あえぎ声がリアル過ぎて笑ってしまった。
             会場爆笑!

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    2011/11/26 10:43

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