不文律 公演情報 643ノゲッツー「不文律」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    濃厚でした。
    どの作品だってそうなんでしょうが、物語は伏線を散りばめつつ、そしてそれを拾いつつ、クライマックスに向けて進んで行くわけですが、特にこの作品はその様子がやけにそろりそろりとした忍び足な感じで、けれど最期はドーン!ってやる感じで、そこに向かうまでのなんとも言えない演出のうまさ、そして音楽の使い方にガーン!と頭を後ろから金属バット的な硬いやつで殴られたような衝撃を受けました。

    ネタバレBOX

    ・・・と、そんなことを上で書いたわりに意外と理解していない感じで恐縮ですが、結局あの場所ではクローン人間の人体実験をしていたと、だから食事したにもかかわらずさらに食事を求める患者がいたり(つまり、クローンか本物のどちからしか食べてないから)、血を抜かれたり、髪の一部を取られたり、そういったことが行われていたと、そういう理解でよろしかったのでしょうか。

    音の使い方がやけによかったです。

    2

    2011/11/03 18:06

    0

    0

  • まぁ、そうなんですよね。
    今回の芝居、人体実験をしてたってだけにすれば良かったのかなと、クローン関係の話は不要だったのでは?と、そんな風に思ってます。

    2011/11/06 01:43

    えりお様

    食事したにもかかわらずさらに食事を求める患者は単なる痴呆性健忘と考えた方がいいかと思います。
    よく誤解されるのですが、例えば25歳の人の細胞を採取してクローンを作った場合、できるのはその人と「同じ遺伝子情報」を持った赤ちゃんでしかありません。従って、そのクローンを25歳にするには25年(生育環境が性格等に影響を与えるので、同じ人間性を持たせるためには元の人と同じ環境下で)育てなければならないのです。当然、その間に元の人は51歳になってしまいます。細胞提供者の完全なコピーを作れる訳ではなく、(同じ環境で育てても)細胞を提供した時の年齢分若い複製ができるということです。
    この芝居の設定では、この施設が作られてから、20年以上はたっていないでしょうから、クローンで同時に2人の人間を作った結果、同じ人間が2人いて、食事したにもかかわらずさらに食事を求める患者がいるという場面になったのだとは考えづらいからです。

    余計なことと思いつつ…。

    2011/11/05 07:34

このページのQRコードです。

拡大