souvenir - episode4 公演情報 Critical Creation「souvenir - episode4」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    最終話
    あまり、最終話という感じはしませんでした。
    ずっと匂わされ続けてきた活動運動リーダーの死にまつわる謎の真相も、ふんわりしていて。
    全ての源である法案の発案者の先生の孫と活動家リーダーが瓜二つという状況が、いまひとつしっくりなじまなかったり。

    前回のep3を観た時は知らなかった『飛龍伝』、知ってから観ると彷彿と脳裏に。
    そして、現代でこれほど情報伝達媒体に溢れている中で、あえて古典的な紙面、文書による伝達方法である「本」にあくまでこだわり。
    その「本」の内容を制限で人の生死に関わるほどの過激な活動に発展する、という状況が、どうしても違和感が。

    その違和感の発生源は、やはりep3以後に経験したあの震災、あのあまりに非現実的な現実を目にしているせいでもあるのかな、とも思ったり。
    やはり、あの震災は影響を及ぼしているのかな、そんなことも考えたり。
    ものごとにちいさいも、おおきいもないのだけども、やはり。

    でも、古典的な「本」にこだわるところが、この話の魅力のひとつなのは確か。
    個人的には、あえて禁止法には焦点をあてずに、それは根底に流れる設定として深みを増すくらいに抑えておいて。
    もっと、あの喫茶店に集う人々、人々の人生にまつわるエピソード、それに対して贈られるスペシャリテ。
    その素敵な設定をあくまでも中心にでもよかったかな~という印象でした。

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    2011/10/20 15:59

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