ただちに犬 公演情報 劇団どくんご「ただちに犬」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    国内最強。世界でも有数。
    なぜ、演劇の文壇みたいなものに認知がないのかまったく理解できないっす。演劇の「強度」というのか、作品の力強さにおいて、「どくんご」に匹敵する演劇を見ることは、まずないと思います。初日にみた生徒さんたちは幸せだ。

    ネタバレBOX

    有料67人。招待も何人か。高校のエントランスロビーいっぱいに屋内天幕劇場を設置。それがほぼ満杯。
    べケットや西欧の亡霊譚の様に、呪われ、永久に「どんぱんゲーム」を繰り返している人々。そこに唐突に犬の死骸(巨大なぬいぐるみ人形)が投げ込まれる。今度は殺害犯人当ての当て推量ゲーム延々と繰り返す。細部は変わってゆくが、本当に繰り返す。
    挿入される役者のソロ。五月さんの東北弁アンデルセン。ドクトル時折のペーパーキャノン講義。奇怪な老婆の訴え。まほさんの浜辺のお話。健太さんの夏休みの記憶。それらも繰り返しに飲み込まれてゆく。
    ラスト、みんなと一緒の主宰氏のギター弾き語りの歌が怒りに満ちて。

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    2007/12/10 10:38

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