ダブルアルバム 公演情報 グループる・ばる「ダブルアルバム」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    それなりに面白いのですが
    どうも、永井作品にしては、インパクトに欠けると言うか、どこか作為的過ぎて、鼻白む部分が多々ありました。

    松本演出も、杓子定規で、面白みに欠けました。

    最後のシーンは、やや蛇足感も、冗長感も感じ、終わり弛み。
    スッキリしないエンディングで、永井作品と知らずに観ていたら、青年団系かと思ったかもしれません。

    半海さんは、大活躍で、良いスパイスになっていました。
    半海さんのファンの方には必見舞台だと感じます。

    ネタバレBOX

    過去と現在が行き来する展開ですが、この場転が、どうも素人劇団のようで、ガッカリしました。

    スタッフの力量不足か、演出のセンスかは不明ですが、この転換が、ダサいので、観客としては、その度白けました。

    半海さんは、瞬時に、若い時と中年になってからの、立花の早替り振りがお見事で、前回拝見した舞台での印象を劇的に変換してくださいました。

    電話のコードが抜けてしまうというアクシデントは致し方ないとして、田岡さん、岡本さんのお二人が、それで動転してしまったのは、ベテラン女優として、やや首を傾げたくなりました。

    最後の方で、夏子の実子の起こした事件で、秋子がお金を工面する云々が、結局どうなったかわjからないままで、これは、振り込め詐欺では?とか思って観ていたので、最後まで、腑に落ちず、すっきりしない幕切れでした。

    秋子が死んだ?とか思わせて、次の場面で、じらす手法は、スタイリッシュな運びでないと、不愉快なだけで、面白くはありません。
    永井さんも、オリザさんの影響受けたかしら?と自分の目を疑いました。

    初演は、20年程前だったそうですから、永井さんも、まだお若かったのでしょうね。

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    2011/10/02 22:55

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