父が燃える日 公演情報 劇団青年座「父が燃える日」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    THE家族劇
    家族の断面を様々な角度から垣間みれる舞台だった。
    ザ芝居、ザ演劇を純粋に心地よく楽しめた。
    それは青年座という歴史ある劇団の実力だからなのか、
    もしくは脚本の力、演出家のマジック、俳優陣の力量なのかが明確にわからないところが今回の魅力であった。
    家族とは絶対的なつながりの中で温かく、そして、はかないものである日常の積み重ねを、『父の還暦を祝う旅行』というイベントを通してそれぞれの人間の心理が最後まで綿密に描かれていた。何気ないことが切なくおもしろかった。最後の60本の蝋燭を吹き消すシーンは、結末を予想できながらも、人々の家族に対する素朴な理想像への願いが込められているようであり、見えない一体感を体感することができた。

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    2011/09/23 13:44

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