さらば、映画よ!<スタア篇> 公演情報 劇団☆A・P・B-Tokyo「さらば、映画よ!<スタア篇>」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    秋葉系な世界が爆裂
    寺山修司の作品なのだが、それをいかにもというか、江戸川乱歩カラーと
    言いますか、三島由紀夫カラーといいますか、
    いわゆる、ゴシック調な「ああいう感じ」の世界の中、
    秋葉系コスチュームの決して若くはない役者陣が奇奇怪怪と楽しく
    演じております。正直エグイかった、気持ち悪い。
    主演であり演出である「高野美由紀」という女性が、
    こういう雰囲気が好きなんでしょう。
    明治時代の大女優が演じるような、くっさーい大芝居も,
    ヒラヒラした衣装も。
    まぁ小劇場ですから好き勝手なことしていても
    構わないとは思いますし、なんだかんだ言われる筋合いなんか
    ないと言われそうですが、
    加齢臭が漂ってきそうで、あまり清潔感があるとは感じられない役者陣、
    男も女も決して綺麗じゃない舞台作品って、
    やっぱり見苦しいですね。
    初演は5年くらい前のようなので、メイド姿のパフォーマンスとか
    この作品のほうが先駆けなんだろうと思うけど、
    今回僕は初めてだったので、「秋葉系」を狙っている、と強く感じました。
    秋葉系の「萌え~」ってのも、可愛い子がしているから
    萌えるんであって、品のない人が「ツンデレ」キャラとかやっていると
    不愉快なだけです。
    オネエキャラ、オカマキャラも登場し、
    非常に「ありきたり」感がありました。

    ただ、大人の役者陣が演じていますので、礼儀はキチンとしています。
    客席への御案内、お見送り、配慮はしっかりしています。
    僕は初めて見る劇団ですが、それなりに定期公演を打っている
    劇団のようで、ちゃんと観客への感謝の気持ちは伝わります。
    作風は僕の性分に合わないので、多分2度と、この劇団の作品を
    見ることはありませんが、これからも頑張っていって欲しい、
    ご健勝をお祈りいたします。


    ネタバレBOX

    客席いじりとかしてるんですが、これがウザイ。
    つまらないシャレで絡んでくるので、あしらいに困る。
    オチがないんですよねぇ。特に、あのキャベツは結局なんだったのでしょうか?

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    2007/11/26 10:04

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