新宿コントレックス Vol.1 公演情報 新宿コントレックス実行委員「新宿コントレックス Vol.1」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    気軽に観られる企画
    前回のパイロット版(?)公演も観たが、今回の参加劇団は、ゾンビ・ジャパンを除いて、ほかの公演やコントライブを何度か観ているため、いくつかのネタは既に観たものだった。まぁ、それでもじゅうぶん楽しめたけれど。

    若手がこういう企画を考えて実施することには意義があると思う。

    客席は圧倒的に劇団員たちの知り合いで埋まっていて終演後は同窓会みたいな雰囲気だが、回を重ねるごとに、クチコミで一般客が増えていくとよいな、と思う。

    会場が、自宅から3番目くらいの近場なので、気分転換に寄席を覗く感じで出かけるには手ごろなのだ。ただ、1日だけで定員が少ないので、前もって予約は必須だが。

    ※1日だけの公演ですが、次回公演も決まっていて、継続的企画なので、いちおうお薦めマークを付けました。

    ネタバレBOX

    <アガリスク・エンターテイメント>

    『差別』は、前回Vol.0でも出したネタで、幼子を挟み、夫婦がその子の出生を巡ってかみ合わない会話を繰り広げる。

    ちょっときわどい題材でもあるが、今回のこの劇団のコントでは一番面白い。幼子役にダッコちゃん人形でも使ってくれれば雰囲気出たかも。

    ほかのコント3題は、ここがよくやる「小ネタ」だが、アガリスクは本当はもっと面白いコントが書けるはずなので、お遊びっぽい小ネタではなく、1、2本長めのコントをやってほしいと思う。


    <トリコロールケーキ>

    今回は3つとも秋葉原のライブで観たネタで、それがこの劇団初見の公演だった。

    『命乞い』は、Vol.0に続き、これで観るのが3度目のネタ。何度見ても面白いが。

    『離婚』中腰でエア椅子で離婚話をする夫婦。この中腰姿勢の設定は、磯川家ユニットのコントライブでも観たことがあるが、トリコロールケーキの場合は、台詞がきちんとしているのが特徴で、好感が持てる。

    『ネコの思い出』も、初見で一番気に入ったネタ。ネコの思い出とはあまり関係ない内容なのがミソ。
    この生物教師の一見普通で実は変態というのが会話だけで表現され、可笑しい。

    またも、「やめてください」ギャグがあったが、多用しないほうがよいと思う。

    <コント集団神と仏>

    『幼稚園』。「生きる」という公演で観て、大好きなネタ。幼稚園児のシュールな会話が面白い。

    『大人の優しさ』。見た目のインパクトとバカバカしさで笑わせるが、もっと面白くなりそうに思う。

    コナンネタでは磯川家ユニットのほうがくだらないが面白かった記憶がある。


    <黒薔薇少女ユニット>

    『水面に映るシェイクスピア』

    前回よりいっそう演劇らしい。これは旗揚げの時に演劇として上演した作品の短縮版のようで、観てみたかった作品。

    体を目いっぱい使った太田守信と堀口武弘の演技がいい。

    ここでも美少女・花岡志穂里が登場する。

    最後のオチが私の位置からは見えづらく、終演後、ほかの劇団の人に解説してもらった(笑)。

    やっぱり「イクラ」でしたか。


    <ソンビジャパン>

    劇団名は「復活」が由来だそうで、私の苦手なゾンビネタでなくてホッとした(笑)。

    浅草っぽいというか、昭和のコントの懐かしさがある。


    『男たちの挽歌』

    ロシアンルーレットネタに、内藤陳のトリオ・ザ・パンチを思い出した。

    『TUTAYA』

    皮墓村と森 28日後・・・(これでも芸名なのか?)の掛け合いが面白くて一番気に入った。

    皮墓村は若いときの西村雅彦を思い出す。

    『エンディング』もネタらしいが、個別アンケートがあるなら、告知をやってほしかった。
    折込チラシかと思って提出し忘れてしまった。

    しかもこちらは『挽歌』が『換歌』になってましたぞ(笑)。

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    2011/09/09 15:32

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