準決勝 公演情報 あひるなんちゃら「準決勝」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    気軽な内容・時間・値段。ミト理論について
    気軽に観られる内容でした。70分・2000円という時間と値段も気楽に観られる要素ですね。

    役者の皆さんも良かったですね。今回は黒岩さんと墨井さんが特に気になりました。


    ネタバレBOX

    この脚本は、虚と実、正義と悪など相対するものが重なり合って存在することにより何かが生まれることを量子力学的に説明した理論(ミト理論)に基づいて構成されている。

    具体的には、優勝トロフィーを盗んできて何があっても返さない悪い人と、それは良くない・返しなさいと指摘する普通の人が重なり合ってメインのストーリーが展開していく。
    その中で「何年ぶりに再会したか」や「盗まれたトロフィーを探しに来る」など、無意識のうちに同じことを3回繰り返す状態と、その繰り返しに呆れる状態が重なり合うことによって笑いが引き起こされる。
    また草サッカー選手の常識的な状態と、監督の無知で非常識な状態の重なりにおいては違和感から可笑しさがこみ上げてくる。
    ミト理論を巧みに応用し、机上の空論とせず舞台で実現したことは大いに評価できる。

    このミト理論は一般には知られていない(wikiには登録されていない)が、脚本家関村氏の思想や作風には大きな影響を与えていると言えよう。この作品から観て取ることが出来るし、チラシの裏の本人のメッセージからも読み取ることが出来る。






    (冗談です。観劇された方向けの内容です。)

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    2011/09/07 00:59

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