満足度★★★★★
記憶は確かかって事。
過去~現在~未来を、記憶を元に行き来しているようにも見えるけど、それ、本当にあったこと?
という話かなと思った。
その人、本当にいた?それ、未来の可能性のひとつで、実際に起こる事じゃないかもしれないよね?
そんな話かなと思った。
「田端」という「覚えてもらえない少女」が文字通り水先案内人となって、一方向に流れない時間の旅をする。
心に浮かぶ記憶と肉体に残る記憶の隙間を埋めながら疾走する展開が、うん、探偵もの!って楽しさも。
名前がどうでもいいって所もポイントなのかな…
どうでもよくないけど。
名づけてもらって初めて人格が実体化する「美雲」もいるし。
「自分の未来が見えない」と悩む高校生くらいの娘を持った、心配性で悲観気味のお父さんの脳内での妄想物語と思うと、それもまた楽しい。
「これを観終わって、どうとでも思っていいよ!」
って感想の自由を許された話でもあるのかな。
イムズ苦手だけど、こういった組み方と効果であれば平気みたい。