満足度★★★★
影絵+人形喜劇・・・楽しく笑えたひととき
もちろん、沖縄にわざわざ見に行ったわけではなくて、
東京・市ヶ谷・麹町あたりの「スペイン国営セルバンテス文化センター」
での公演に行ってきた次第。
舞台上に結構大きな布張り箱型のものが置いてあり、
実はここには影絵が移る仕組み。
そして、この上部がいわば人形劇の舞台となる。
ここには、太陽や月を模したと思われる太鼓、それに鉦(かね)が釣ってある。
興味のある方はこの辺もご覧ください。
http://www.puk.jp/natuyasumi/purutinera.html
http://tokio.cervantes.es/FichasCultura/Ficha74676_67_25.htm
最初はトニー・ルンバウ氏が客席に降りてきて、手品で卵を取出し、
その卵を影絵の中で割り、作品が生まれてくる・・・という趣向。
まあ、これは個人的には「ここまでやらないでも」という気も。
で、プルチネラの名のとおり、仮面をつけた人形が主人公で、
これにもう1人の人形が絡んでくるのですが、
内容は、まあドタバタコメディに過ぎません。
ただ、それがとても面白く、怪しげな日本語が登場したり、
また、釣ってある太鼓や鉦が曲者で、
時々ここに、良い間合いで、頭をぶつけて、
「ドン」とか「カ~ン」とか鳴るのが絶妙で、
やはりみんな大笑いしてしまう。
まあそれだけなのだけど、珍しく、また楽しいひとときを味わえました。