カリギュラ 公演情報 Bunkamura「カリギュラ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    今が旬!かなぁ???小栗旬
    全体的に、ゆる~い感じです。
    ピリピリした緊張感、恐怖感は、全くありません。
    狂人、暴君と言われたカリギュラを、どのような切り口で魅せてもらえるのかなぁと思っていましたが、
    あくまでも小栗旬を美しく描くことを第一としている企画のようで、
    耽美というか、ポスター同様、
    少女漫画チックに甘~く描いている印象でした。
    よって、小栗旬と、その他の出演者と言っても過言でないほど
    彼のワンマンショーです。
    格調高さはないけど、若さと勢い溢れる作品って爽やかな印象ではある。

    「情熱大陸」でも放映されているよう、今が旬な小栗旬ですが、
    舞台で見る上では、ちょっと憔悴気味。
    体力のいる作品ではあるけど、艶というか覇気が薄い。
    どうにも旬な勢いのオーラが伝わらないのだ。
    井上芳雄も何故か出演した(「トップランナー」で
    「シアターコクーンが燃えてなくなればいいのに」とか、
    「俺の足が折れればいいのに」とか嘆いていた。)藤原竜也の
    「ハムレット」でフォーティーンブラスを演じていた頃と
    大して雰囲気は変わっておらず、
    その後、さんまの作品や、れい様の作品でも見たけど、
    そんなに進化(見た目も、演技も、体型も)は感じ取られず、
    御馴染みな雰囲気。
    だから、舞台の真ん中で主役を張るには、かなり物足らない。
    「事務所の売り出しの力って、凄いんだなぁ」と感じるレベルでした。
    彼の喜怒哀楽を十二分に堪能出来る、3時間20分の長丁場、
    彼が好きな人は楽しめると思いますが、
    素直に作品を楽しもうと思う僕には、
    残念ながらダラダラ長いだけでした。

    魅力もさることながら、なによりも・・・・
    小栗旬の声って、聞き取りづらいんですよ。
    藤原竜也とか市川染五郎なんかもそうなんだけど、
    通らない声だから、観客のほうが、
    息が詰まりそうな錯覚を起こすんですよね。

    能面のように無表情な長谷川博己や、未亡人の若村麻由美は
    さすが舞台の人なので、はっきりと台詞が聞こえるんですが、
    あくまでも刺身のツマ程度なので、小栗の言葉がわからないと、
    会話のキャッチボールの流れが良くわからないんですよ。
    まぁシェークスピア同様、昔の戯曲なんで、屁理屈が多いだけで
    話はシンプルですから、ついていける。でもねぇ
    浅利慶太じゃないけど、台詞がわからないのは、ツラいなぁ。

    キラっと光っていたのは、勝地涼。
    小柄なんだけど、目に力があって、
    微妙な心境も自然に演じていて、見応えがあります。
    彼は、どんどん舞台で活躍してほしいです。

    最近の蜷川作品って、とにかく長い。
    「見てみようなかなぁ」と思っても
    オセローしかり中川君の作品しかり
    3時間30分前後の大作が多く、渋谷ならともかく
    さいたま芸術劇場じゃ、帰りの電車の時間が気になって仕方ない。
    それ以上に、娯楽作品でもないので疲れる。
    時々劇場に行く人にとっては、長いほうがお得感が
    あるかもしれない。
    昔のレミゼが3時間20分あって(今は3時間)、
    「長い作品」の代名詞だったけど、
    今は決して3時間30分前後って珍しくないので普通なのかなぁ。
    でも腰が痛くなる・・・。

    最後に、客席に成宮寛貴がいたんだけど
    客席が明るくなるたびに(上演中)、大きなグッチの帽子を
    被っている。
    誰も、見てないって。というよりマナー違反。
    時々、客席で上演中も帽子被っている人がいますが
    これは係員の方、ちゃんと注意して欲しいですね。

    ネタバレBOX

    舞台装置が、蜷川演出では御馴染みの背面鏡張り。
    オイディプスや十二夜など、もう何度も見ている切り口で
    「またかぁ」って感じです。
    後ろ向きの芝居が多いから効果的ではありけども
    全体の構成といい、もう食傷気味です。
    これだけの数の作品を量産していると、どの作品も
    似たような雰囲気になってしまっているのでしょうか。
    蜷川カラーと言えばそれまでですが、もうおなか一杯です。

    しかし、小栗と長谷川、小栗と勝地のキスシーン、抱擁シーンが
    散りばめられ、小栗は終始半裸。
    両隣の女性が、生唾ゴックンしっぱなし。
    最近はこういうんが流行なんだなぁ。

    女性に受ける作品が、興行を左右する昨今ですから
    これからも、こんなん増えるんだろうなぁ。

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    2007/11/15 00:19

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