ホスピタルビルド2011 公演情報 不消者(けされず)「ホスピタルビルド2011」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    心の葛藤があってこそ人間だ
    医療現場の医者たちの心の葛藤を描いた人間ドラマ。最善の医療を施したい思い(理想)と、経営上の課題(現実)の間で医者たちは揺れ動く。

    患者役の逸見さん、看護婦役の栗林さんのインパクトのある演技は見ごたえあり。コミカルな医者の石部さん、土木作業員の植木さんもいい味がでていました。

    ネタバレBOX

    中堅医師たちの心のゆれや、病院長・外科部長の経営重視の姿勢と研修医・若い看護婦の患者重視の正義感の対比、ガンだと知る患者の心理の変化など必ずしも目新しくないかもしれないが考えさせられるものでした。

    舞台セットで特筆すべきは窓の外の情景描写で、雨の様子、朝の陽ざし、夕焼け、月明かりは24時間体制で働いている医者たちのそれぞれの場面にリアルさを与え、大変効果的でした。仕上がるまでに結構苦労されたのでは?

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    2011/08/01 01:24

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