満足度★★★★★
断片化され攪乱されつづける…シンボリックで抽象度が高い、洗練されたセリフと構成で、静かに静かに迫ってくる舞台でした。「いま・ここ」に暮らす私たちの日常や心性が題材でありテーマです。そうした私たちの日常経験や気持ちのありようが断片として提示されていきます。それらの断片は、演劇上の、ストーリーや時間・空間、役割を攪乱させてくれます。そうした、断片化され攪乱されつづけるしかない私たちの「現実」の暮らしそのものを演劇世界から逆照射していると感じながら観ました。すごく好きな芝居だったので、福岡でも観ようと思っています。
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2011/07/26 10:21
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